趙甲済
今日(5月14日)午後、ソウルの水雲会館で開かれた「漢字教育推進総連合会」主催の講演会で、趙淳元経済副総理は、「ハングル専用が拡散して反知性的大騒動の巷を作っている」と嘆いた。
彼は、「ハングル専用で得たものは軽薄さで、失ったのは文化だ」と話した。趙博士は、「ハングル専用では知性を生み出せない。知性がなければ文化を創れない。文化を創れない国は滅びる」と言った。彼は、ハングル専用では本もまともに翻訳できなくなったと指摘した。彼は、ハングル専用が拡散すれば、人間の考えと思想と行動が幼稚になり、大騒動の文化しか作れないといった。
趙博士は、経済政策よりもっと重要なのが語文政策だと強調した。「語文政策がまともになって文化を創造する能力を整えると、経済、政治、知性の土台が整うことになるため、一時的に経済が難しくなっても問題にならない。」
経済学者の趙博士が、経済より語文政策の重要性をもっと強調したのが印象的だった。趙博士はハングル専用論者たちを批判した。彼は、敵愾心、愛国心、コンプレックスが彼らの盲目的な思いの土台になったようだという分析をした。
彼は、ハングル専用論者らが漢字を駆逐したと考えるが、実はハングルを追い出していると主張した。アパートの名前など生活語に、英語が大挙現れてハングルを追い出しているということだ。趙博士は、ハングル専用では人文学だけでなく、科学も不可能だと話した。漢字文化圏の東北亜が世界の中心的文化圏になるはずなのに、韓国だけが漢字を捨てるとこれから迷子になってしまうだろう。
彼は、李明博大統領が語文政策を正しく立て直したら、他の政策で失敗しても歴史に残る人になると忠告した。