保守右翼は第2のロッテ・ワールドに反対せよ!

日付: 2009年04月09日 00時20分

池萬元
経済とき口のためなら、他の所に建てるのがより妥当
筆者は、555m高さの「第2のロッテ・ワールド」がなぜよりによってその位置に建てられるべきか、その名分と理由を知らない。報道記事に記された名分や理由は、専ら経済と働き口の創出に寄与するためという。それが理由なら、むしろ交通地獄を避けて他の所に建てるのがもっと妥当だ。
 
飛行が安全だという政府の説明は
「第2のロッテ・ワールド」の建築に反対する人々が今まで掲げた第1の問題点は飛行の安全だ。だが、飛行安全のためというだけでは、その被害が直ぐ実感できない。 政府は飛行が安全だと強弁するがこれは嘘だ。なぜ虚偽だと断定できるのか? 首都圏の防衛に必須のKA-1攻撃機大隊を城南飛行場から東部戦線へ追い出すからだ。城南飛行場が戦闘機には安全でないのだ。
 
首都圏の防御に必須の戦闘飛行場の機能を閉鎖し、ロッテに
首都圏の防衛に絶対に必要な戦闘機(攻撃機)大隊を東部戦線へ移転するということは、城南飛行場がこれ以上戦闘飛行場としての機能を遂行できないということをいう。城南飛行場は、KA-1攻撃機にだけ必要な飛行場でなく、空中戦を行い燃料が不足してあわてて帰還する大韓民国およびアメリカのすべての戦闘機、北爆作戦で傷を負って最短距離で不時着してくる大韓民国およびアメリカの全ての戦闘機が利用しなければならない絶対的価値を持つ基地だ。ここには大韓民国で最も高価の「白頭」および「金剛」情報偵察機らが随時離着陸する。この戦闘飛行場をロッテに献納したのだ。
 
国首脳の専用機も、「そこは危だから金浦飛行場を使いたい」と要求するはず
たまに大統領や外国の首脳らの専用機が離着陸するのは平和時に偶にあることであり、戦時はそのようなVIP機は殆どない。城南飛行場の価値は、戦闘基地としての価値であって、VIP用の飛行場としての価値でない。恐らく、555mの建物が建てば、平時でも外国のVIP専用機らは、「そのような危険な飛行場は利用し難いから金浦空港を利用したい」と断固として要求するだろう。
 
交通不便で危険だという噂が広がれば555mのビルに入居者やホテル宿泊客も少ないはず

数多くの輸送機や超大型の情報機らと空輸部隊要員を乗せた多くの超大型輸送機らが、濃い霧や雨の中で555mの建物の腰辺りに沿ってきわどく離着陸するのを想像できるお金持ちらなら、絶対にその建物に入居しないはずで、ホテルの宿泊客らも「その建物は危険だ」と言われるホテルは避けようとするだろう。

安全のため保険を掛ける険会社も見つかり難いはず
政府は、事故に対する責任をロッテに負わせる覚書を取り立てるそうだが、いくらお金持ちだとしても(事故時の)その途方もない被害を一つの企業が負担できるわけがない。ロッテが安全のため保険を掛けたくても、応じる保険会社も探し難いだろうという気がする。ロッテと政府は、危険要素を覆い、縮小させようとするだろうが、保険会社は危険要素を正しく評価するはずだ。故障のない計器もなく、瞬間の錯誤のない操縦士もいない。城南飛行場に離着陸するためには、操縦士の判断力は無用の物だ。ただ機械に頼らねばならない。これはナンセンスだ。危機の時の飛行に最も重要なのは操縦士の判断能力だ。操縦士の判断能力が絶対的に必要な戦闘機はそれで他の基地へと追い出されるのだ。
 
保守・右翼が反対に起ち上がらねば
筆者はどうして政府とロッテがロシアンルーレットのようなこの危険極まりないことを推進しようとするのかが全く分からない。これは論理に基づいた意志決定でなく、政治による意志決定だ。いくら危険はないと否定しても、多くの国民は政府とロッテの野合だと認識する。これはまた難癖を付けようとする左翼勢力に、口実を提供する行為であろう。こうなる前に、保守・右翼らが立ち上がって政府に苦言を言うべきだと思う。
 
http://systemclub.co.kr/2009.4.6.

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