(自由アジア放送)
自由北韓運動連合の朴相学代表が、2月16日臨津閣で対北伝単(ビラ)2万枚を飛ばす前に、一緒に入れて送る5千ウォン札の北韓のお金を見せている。
北韓が、金正日の67歳誕生日をむかえ、特別警備週間を宣布し、韓国の対北人権団体らが送るビラに対処するための住民講演会を開いたと伝えられています。偶像崇拝のための「忠誠の歌の集い」や各種記念行事も併行して行ったと伝えられます。ジョンヨン記者が報道します。
北韓で金正日委員長の誕生日67周年を迎え、特別警備週間を宣布して緊張した雰囲気の中で祝日を送っていると北の住民と連絡している脱北者が自由アジア放送に16日明らかにしました。
咸鏡北道地方では2月15日の午後、特別会議が招集され、「対北伝単紙に入っているお金を拾うな」という指示を住民たちに下したとこの脱北者は話しました。
「五千ウォン札で、これが、お金がやたらに束で入ってくるが、政府は今下まで講演提鋼のように今講義をすることだね。結論は、お金であり、そこに他の内容もあるのではないか。だから、一切拾ったり、、、こうなれば上げろという話や…」
この脱北者は、この日の特別会議に参加した北韓住民の言葉を引用し、韓国から飛ばして送るビラの中に入っているお金に、化学物質がついているから、手で触らず、発見すると直ぐ保衛部や保安署に知らせるように教養を受けたと言いました。
北韓のこういう措置は、金正日の誕生日を迎えて、対北伝単紙(ビラ)を送る団体が、ビラの中に北韓のお金5000ウォン札を入れて飛ばすと明らかにしたことへの対応と解釈されています。
自由北韓運動連合と拉北者家族会は、去る2月2日記者会見を通じて、金正日の誕生日に合わせて、北韓のお金5000ウォン札をビラに入れて北に送ると闡明したことがあります。
2月16日、臨津閣で、対北伝単紙(ビラ)飛ばし行事に参加した自由北韓運動連合の朴相学代表は、「北韓住民たちが、指導者の誕生日にご飯でも一食食べられるようにお金をビラに入れて送るのに、化学物質を混ぜて送るはずがない」と、自由アジア放送との電話通話で言いました。
北韓は、金正日の67歳誕生日をむかえ、全国的に二日間の休息を宣布し、多様な行事を繰り広げたと伝えられました。2月16日の北の媒体らは、党と国家の主要幹部らが参加した中、金正日誕生日中央報告大会が進行されたニュースを伝えました。「忠誠の歌の集い」や各種の偶像崇拝のための「慶祝の集い」も進行されたとこの媒体らは伝えました。
咸鏡北道地方では、祝日を迎え、子供たちにお菓子が供給され、世代ごとに酒1本と油が供給されたと、そちらの家族と連絡している脱北者が言いました。また、国が一律的に供給した「祝日配給品」の他に、各工場や企業所は自らの能力によって、祝日物資を別に供給したと知られています。
2002年以後から、工場や企業所の「自治制」の性格が目立ちながら、北韓住民たちは、祝日の供給がよくできるのかどうかで、能力のある幹部とそうでない幹部を評価する基準ができているとこの脱北者の家族は伝えました。