趙甲済
昨日と今日、元海軍作戦司令官の金成萬予備役中将と元大統領国防補佐官の金煕相予備役中将の文が趙甲済ドットコムに掲載された。金成萬提督は、韓米同盟の精神を生かしてアフガニスタンに戦闘部隊を派遣すべきだと主張した。金煕相将軍は、盧武鉉政府の時、韓・米両国政府が合意した韓米連合司令部の解体計画を中断させるため再協商すべきだと主張した。この二つの主張を繋ぐとこのようなアイディアが生まれる。
李明博政府は、米国が苦戦するアフガニスタンへ連隊規模以上の戦闘兵力を送る。李大統領は、同時にオバマ行政府に対し韓米連合司令部の解体計画の中断のための再協議を要求する。やり取りするのだ。アフガニスタン派兵は、韓国軍が対テロ戦術を経験できる良い機会だ。韓米連合司令部解体計画の中断は、韓国に対する米国の核の傘提供約束をより確実にし、駐韓米軍縮小の可能性を減らし、何よりも左派政権が弱化させようとした韓米同盟を復元する意味がある。両方にいい解決策ではないか。
朴正煕大統領は、主に米国が駐韓米軍をベトナム戦線に投入するのを防ぐためにベトナム派兵を決断した。韓国軍はベトナムで約5000人が戦死した。その血の代償で韓国建設会社がベトナムで海外工事を覚え、この技術が1970年代の中東の建設市場で花を咲かせる。韓国は「ベトナム戦特需」に参加して相当の外貨も獲得した。
アフガニスタンはベトナム戦のように2ヶ師団と支援兵力など5万人を派遣する程ではない。1個連隊、または1ヶ旅団でも足りるはずだ。この程度の派兵で韓米連合司令部の解体を防げるならわれわれは大きな国益を得るのだ。李明博大統領の大戦略を期待する。