フリージョン・ニュース
民主党の丁世均、民主労働党の姜基甲、創造韓国党の文国現など野3党の代表は、11月30日、「南北関係の危機打開のための非常対策会議」を開き、「南北和解協力政策への転換を宣言すべきだ」と李明博政府を圧迫した。
金大中の「民主連合結成」の扇動があってから3日目、集まった3党の代表は、李明博政府に、「非核・開放・3000政策」の廃棄を求め、超党派的立法活動を通じて南北問題を解決していくことに合意した。
彼らは、決議文を通じて、▲「6.15宣言」と「10.4宣言」の実践的履行の闡明や南北和解協力政策への転換宣言、▲保守団体の対北ビラ散布を大統領が直接解決、▲既に「南北総理会談」で合意した各種の南北交流協力事業の実践のため「汎政府的次元の南北交流協力推進機構」の出帆、▲人道的次元での条件なしの対北支援などを李明博大統領に注文した。
またに、南北関係改善のため、△超党派的立法活動に総力を傾注、△国会次元の対北決議案の提出、△国内外の市民団体らと連帯、△国連をはじめとする国際的協力摸索などを約束した。
これに対し、ハンナラ党と自由先進党は、「時代錯誤的な行態」だと叱責した。
ハンナラ党の尹相現代弁人は、「金大中のホイッスル音にすぐ行動する操り人形のような不適切な態度であり、危機に力を集めず、力を分散させるという逆鱗の姿勢」、「今回のことは明確に誤った会合であり、間違った内容だ。状況の認識は逆で、その宛先も北朝鮮の権力へ向けられるべきだった」と批判した。
尹スポークスマンは、「野3党の代表は、北朝鮮の権力に『北朝鮮の権力は、核廃棄や強硬な対南政策の放棄で、真の南北和解政策ねと切り替え、南北関係の危機打開のための李明博大統領の南北対話の再開提案を直ちに受け入れねばならない』と話すべきだった」と述べた。
自由先進党の朴宣映代弁人は論評を通じ、「時代が変わっても一方的な親北偏向の時代錯誤的な発想から抜け出せずにいる野3党の代表の対北認識に対して、慨嘆を越えて驚かざるをえない」、「彼らが果たして大韓民国の政党の代表たちなのか?」と反問した。
フリージョン・ニュースのオム・ビョンギル記者(bkeom@freezonenews.com)