「風船作戦」で金正日政権にけりを付ける方法がある!

5000万人の南韓同胞が1ドルずつ飛ばして送る。金正日が諦めた北韓同胞をわれわれが救う。
日付: 2008年11月27日 22時13分

趙甲済
最近平壌を訪ねたある韓国人は、北朝鮮当局が南から飛ばす「風船ハガキ」(ビラ)に対して非常に神経を尖らせていると伝えた。普通の北朝鮮の人々も風船にドルが吊るされていることを知っているという。風船が空中で破れてビラと1ドルの紙幣が散らばると、農村地域では村の全ての人々が拾いに出るという。何よりもドルが吊るされているといううわさが急速に広がっている。1ドルは今の北朝鮮の闇市で4000ウォンだ。労働者の月給より多い。月給袋が空から落ちるのに、誰が無視できるだろうか?
 
北へ拉致された人の家族や脱北者団体が飛ばす「風船ハガキ」の力は二つだ。一つは「伝単紙(ビラ)」に記されている真実だ。特に金正日に関する秘密が北朝鮮住民の好奇心を刺激する。金正日が、1942年、白頭山で生まれたのではなく、1941年ソ連地域で出生した事実もビラに書かれているが、これは北朝鮮住民には大きな衝撃だ。
 
金正日に対する「偶像崇拝」の出発点がまさに彼の出生と関連した神話だ。金日成が白頭山の密営(密林の野営地)でパルチザン闘争をしていた時、妻の金貞淑が金正日を産んだと信じる北朝鮮住民たちは、金日成が日本軍を避けてソ連へ逃れて、ここでソ連軍の将校になり、その時金正日が生まれた事実を知れば、「騙されたな」という背信感で口惜しくて葉を噛んだりする。
伝単紙(ビラ)には、「金正日の女たち」の話も書かれている。
 
真実と同時に「風船ハガキ」の持つ威力はお金の力だ。真実とお金は、大韓民国の力であり、暴力と扇動は北朝鮮政権の力だ。真実とお金の力で、暴力と扇動を平和的に終らせ、北朝鮮住民たちを解放することがまさに平和的自由統一の道であり、「風船戦略」だ。
 
仮に、南韓住民が1人1ドル(1500ウォン)ずつを集め北朝鮮へ飛ばせるとしょう! 5000万ドルは、2100万の北朝鮮住民たちの二ヶ月分の生活費だ。これは金正日政権があきらめた北朝鮮の住民たちを、韓国の同胞らが養う方法だ。これが本当の「太陽政策」だ。真実とお金が吊るされた数万ヶの風船が、空を黒く覆いながら北朝鮮地域へ飛んで行くと想像してみよう。平壌の上空で風船が弾けて、1ドルの紙幣が雪のように散らばると、平壌市民らが何をするだろうか? 大衆のドル拾いを止める方法は軍隊を動員することだけだ。動員された軍隊がドル拾いに加勢し、民間人に対する鎮圧をあきらめたら北朝鮮政権は崩れる。
 
このような劇的状況は想像だけでも楽しい。こういう「風船作戦」は平和的で、人道的であるため止めさせる方法がない。どこの国も、どの機関も止められない。幸いにも今は右派政権だ。いまや残されたことは、5000万の南韓同胞らが人道主義と想像力を発揮するようにさせる方法だ。頭を上手く使えば、北朝鮮体制を銃を一発も撃たず、平和的に倒せる。レーガン大統領の対蘇作戦がそうだった。彼は笑いながら銃を一発も撃たず、ソ連帝国を崩壊させた。
 
金正日よりは頭の良いわれわれが、金正日のように暴力や扇動術を動員して汚く戦う必要はない。我々の得意のこと、すなわち真実とお金の力を動員すれば、楽しく笑いながら北朝鮮政権を解体することができる。お祭りをするように、である。
 
www.chogabje.com2008-11-27 16:48

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