中国、「北朝鮮の急変事態」に対する韓国の対応計画に敏感

中国は北朝鮮側を気にして公式論議もせず、、、アメリカと協議するほどの軍事的協力関係も不十分
日付: 2008年11月13日 16時15分

自由アジア放送
 金正日の死亡をはじめ、北朝鮮に「急変事態」が発生した場合、韓国がどう対処するのか中国が憂慮し始めたという専門家の指摘が出ました。ヤン・ソンウォン記者が報道します。
 
中国の安保問題に精通したアメリカの中国専門家は、北朝鮮に「急変事態」が発生した時、韓国が果たしてどのような措置を取るのか中国が憂慮し始めたと話しました。
They are much more worried than in the past about what South Korea might do in the event of instability, this is a new concern.
 
匿名を求めたこの中国専門家は、中国側が北朝鮮の急変事態と関連した韓国の「対応計画」に対して気になる点を多く、特に最近言論に報道された米軍と韓国軍の「作戦計画5029」の論議に対して敏感な反応を見せていると紹介しました。韓国とアメリカは北朝鮮の急変事態に備えた「概念計画5029」を「作戦計画5029」へと具体化することに最近合意しました。
 
この専門家は、北朝鮮の「急変事態」と関連した中国の対応は、今まで非常に制限的だったと言いながら、中国が実際に準備した方案は、「北朝鮮の急変事態」の時予想される大規模の北朝鮮難民が中国に流入するのを食止めるため、中国と北朝鮮の国境を遮断する計画程度だと見ると話しました。
 
この専門家は、中国内でも北朝鮮の急変事態に対してもっと具体的な計画が必要だと主張する人がないわけではないが、多くの人が中国がこの問題を論議する時予想される北朝鮮の否定的な反応を憂慮していると話しました。
 
この専門家は、中国が特に米国と「北朝鮮の急変事態」に備えた議論を望まない背景として、まず北朝鮮の否定的反応を憂慮し、二番目に金正日の健康異状説を深刻に思わない点を挙げました。しかも中国はアメリカと虚心坦壊に北朝鮮の急変事態を議論する程、両国の軍事関係を成熟させられなかったと思っているとこの専門家は説明しました。
 
先日、アメリカのウォールストリートジャーナルは、米国当局が中国側に金正日の有故をはじめとする「北朝鮮の急変事態」に対する非常計画を議論することを提案したが、中国側はこれを断ったと報道しました。
 
www.rfa.org 2008-11-11

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