聯合ニュースによると、李明博大統領は、対北関係と関連し、「南側社会を理念的に分裂させ、国力が一つになるのを妨害しようとする(北朝鮮の)試みは続くはずであるだけに、対応策を講じなければならない」と話したという。
李大統領は、8月18日、青瓦台で主宰した「乙支国務会議」の冒頭の発言を通じ、このように明らかにし、「南北関係において局地的な紛争の可能性が今なお存在するだけに、徹底した対備態勢を弛めてはいけない」と強調したという。就任の直後、「韓半島において理念の時代は終わった」と言った李明博大統領が、初めて理念対決の存在を認めた発言をしたわけだ。北朝鮮政権が韓国を理念的に分裂させるという意味は、彼らが韓国の親北左翼勢力を唆して、政府を攻撃するようにすることで、韓国社会を左・右の葛藤構造へと持っていこうとするという意だ。
南・北韓の理念対決の本質は、「民族史の正統性や生の様式を置いて争う、妥協の不可能な総体的権力闘争」である。遅れながらも李明博大統領が韓半島のこのような現実を直視するようになったのは幸いだ。
www.chogabje.com 2008-08-18 23:14
趙甲済