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最終更新日: 2025-05-27 12:01:12
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2025年05月27日 11:51
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【映画】『脱走』(韓国)
自由を求めて走る脱出劇

 韓半島を南北に分割する北緯38度線。休戦ラインを挟んだ北韓軍の最前線部隊で、分隊長のイム・ギュナム軍曹(イ・ジェフン)は10年間の兵役を勤め上げ、除隊を目前に控えていた。ただ彼は、「南へ行く。自分が望むように、生きたいように生きる」と脱北を決意していた。
ギュナムは皆が寝静まったあと、兵舎を抜け出し脱出ルートを確認。抜け穴を通って鉄柵を通過、自ら作成した地雷原の地図で入念に準備を重ね、周到な越境計画を練り上げた。
いよいよ決行の日が近づいたとき、計画が後輩の下級兵士ドンヒョク(ホン・サビン)にバレてしまう。しかも彼も脱北を切望していた。雨が降って地雷原の目印がわからなくなる前に軍事境界線を越えようと強引な脱走を試みるドンヒョクを制止するギュナムだったが、運悪く警備兵に見つかり2人は逮捕されてしまう。
翌日、脱走事件を調査するため、保衛部少佐のリ・ヒョンサン(ク・ギョファン)が部隊にやってくる。エリート軍人の家系に育ち、師団長の娘と結婚し将来を約束されていたヒョンサンは、彼の父が雇っていた運転手の息子であるギュナムの幼馴染みだった。彼は尋問されていたギュナムを「脱走兵を捕らえようとした英雄」に仕立てあげ、直属の部下として飼いならそうとする。極刑の危機を免れたギュナムだったが、代わりに最悪の状況に追い込まれていく…。
公開初日に観客動員数1位をマーク、256万人のスマッシュヒットを記録した。
監督は『サムジンカンパニー1995』のイ・ジョンピル。脚本は『工作 黒金星〈ブラック・ヴィーナス〉と呼ばれた男』のクォン・ソンフィ。2012年に脱北した北韓軍出身の俳優チョン・ハヌルが、ダイアログコーチとして監修にあたり、ドラマの感情の流れに沿うかたちで、現代北韓の若者が使う言葉を忠実に再現している。
追跡を受けながらも、ひたすら信念を持って走り続ける若者の姿を通して、人間にとって「自由に生きる」ことがどれだけ大事かを痛切に感じさせる。あらゆる抑圧に苦しんでいる人々の共感を呼ぶ作品である。

公開=6月20日(金)、新宿ピカデリーほか全国順次公開。
公式HP=dassou-movie.com/

命をかけた北韓からの脱出劇。果たしてギュナムは、無事に韓国へたどり着けるのか

2505-28-06 6面
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