日本政府がまとめた国連の人口推計によると、2024年7月時点で韓国の0歳~14歳人口比率は10・6%で、4000万人以上の人口を有する37カ国中最も低いという結果になった。
韓国と日本は似たような社会の歩みを遂げてきた。韓国より先に少子高齢化問題に直面した日本は、世界で最も子ども人口比率が低い国だったが20年以降、「最下位」の座を韓国に明け渡す格好となった。
もちろん日本の少子化も深刻な状況だ。0歳~14歳の人口は1366万人で、1年前より35万人減少しており、全人口における子どもの比率は11・4%で、韓国よりもわずかに高い数値だった。韓国と日本に次いで子ども人口比率が低い国としては、イタリア(11・9%)、スペイン(12・9%)、ドイツ(13・9%)、タイ(14・7%)、中国(16・0%)、フランス(16・5%)などが挙げられる。
韓国の子ども人口減は今後さらに進むと見られている。
統計庁の統計ポータル(KOSIS)によると、26年にも比率が10%を下回り、9・8%にまで落ち込むものと予測している。昨年、韓国における女性1人あたりの合計特殊出生率は0・75人で、OECD38カ国平均の1・51人(22年現在)の半分に過ぎない。韓日共通の課題として早急な少子化対策が求められる。
(ソウル=李民晧) |