金大中の支持基盤で、過去50年間野党の牙城だった光州で行われた弾劾反対デモに多くの民衆が集まった。光州中心街の錦南路で開催された弾劾反対集会(15日)には主催側の推算で10万人(警察推算3万人)を超える群衆が参加、「尹錫悦!」を連呼する壮観な光景が展開された。すぐ隣りで行われた左派の弾劾賛成集会より5倍以上の群衆が雲集した。これは政治的に大きな意味がある。全羅道は選挙のたびに民主党など野党に圧倒的支持を送ったが、政府の莫大な補助金などが地域発展に使われず、全国で最も遅れた地域になった。光州民心の劇的な変化は、野党に対する不満、特に李在明の人性や政治姿勢への拒否感の表出だ。光州民心の変化に驚いた朴智元は、李在明が選挙に出馬できない場合、自分が大統領選に出馬し得ると言った。 |