韓国政府は2日、韓国の2024年の1人当たり国内総生産(GDP)はドル換算で前年比1・28%増の推計3万6024ドルだったと発表した。
韓国の1人当たりGDPは、16年に3万839ドルと初めて3万ドルを上回った。18年には3万5359ドルにまで成長した。20年には新型コロナウイルス流行の影響で3万3503ドルに下落。21年には3万7503ドルに回復したが、22年には3万4810ドルに再び下落。23年からは2年連続の増加となったが、前年比増加率は23年の2・18%から24年は1・28%に下げた。
政府の見通しによると24年の経常GDP増加率は5・9%で、21年の7・9%以来の高水準だった。貿易環境の改善や物価上昇などで韓国経済の規模が拡大する一方、総人口が減っていることで1人当たりGDPは増加している。
25年の1人当たりGDPは、経済成長率が政府予測通りだった場合、再び3万7000ドルを上回ることが予想されている。25年の経済政策方針によると1417ドル増の3万7441ドルと推計されている。
24年の1人当たりGDPは、昨年10月に国際通貨基金(IMF)が発表した推計の3万6132ドルと同水準。IMFの推計では、日本は3万2859ドル、台湾は3万3234ドル。 |