「真実・和解のための過去史整理委員会(真実和解委員会)」の新委員長に、社団法人「勿忘草財団」の朴宣映理事長が就任した。
朴委員長はこの日午前、ソウル中区の真実和解委員会で開かれた就任式で「委員会がバランスの取れた観点で、より効率的で公正に運営されるよう努力する」と明らかにした。
第18代国会で自由先進党の議員として活動していた朴新委員長は、人一倍活発な政治活動を展開し、韓国政経文化大賞の政治部門で大賞を受賞した経歴を持つ。自由先進党のスポークスマンとしても活動し、韓国の政党政治開始以来、女性スポークスマンを務めた期間としては最長を記録した。
政界を離れた2012年に「社団法人勿忘草」を設立し、脱北者と国軍捕虜の国内定着支援、脱北青少年の支援、国軍捕虜の送還、(韓国戦争)当時の拉致被害者問題の提起など、北韓の人権運動に尽力してきた。
長官級の政府機関である「真実和解委員会」は、抗日独立運動、海外同胞史、韓国戦争前後における民間人の犠牲、敵対勢力による犠牲などを調査し、真実を明らかにすることを趣旨として運営されている。
(ソウル=李民晧)
朴宣映・真実和解委員長 |