韓国の車載電池大手LGエナジーソリューションは、米自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)と合弁で米ミシガン州に建設中のバッテリー工場を買収する。GMは2日(現地時間)、工場をLGエナジーソリューションに売却することで拘束力のない合意に達したと発表した。
ロイター通信は、GMが工場の売却により投資金約10億ドル(約1500億円)を回収する予定だと報じた。売却は来年1~3月期中に完了する予定。
GMとLGエナジーソリューションが設立した合弁法人、アルティウム・セルズは米オハイオ州とテネシー州に工場を持ち、電気自動車(EV)用バッテリーを生産している。
2022年に着工したミシガン州の第3工場には計26億ドルが投入され、今年下半期に完工して来年初めから量産を開始する計画だった。しかし、EV需要の低迷により自動車メーカー各社が生産調整を行うなか、第3工場の稼働計画にも遅れが生じている。
一方、LGエナジーソリューションとGMは角型バッテリーを共同開発する計画を発表し、14年間続いてきたパートナーシップをさらに拡大する方針を明らかにした。 |