都内のホテルで12日、在日全北道民会(千憲司会長)の設立60周年と、今年1月に全北特別自治道への昇格を祝う記念式典を開催。約200人が出席した。
はじめに国民儀礼を行い、千憲司会長が主催者あいさつした。「全羅北道は百済時代から日本と交流があり、仏教などの文化を日本にもたらした。在日1世は悩んだ末、希望を求めて日本にやってきた。私たちの務めは、これからどのように子どもたちに故郷を残せるかを考え、道民会の活用を考えていくべきだ」と述べた。
続いて来賓祝辞を金鍾熏・全北特別自治道副知事、徐巨錫・全北特別自治道教育監、李壽源・民団東京本部団長が述べたほか、金寛永・全北特別自治道知事がオンラインで祝賀メッセージを寄せた。
会場では引き続き、国楽やKPOPなどの祝賀公演を全北特別自治道にゆかりのある楽団や高校生らが中心となって披露した。
その後、千哲三・在日全北道民会常任顧問が乾杯の音頭を執り、会場は食事と歓談の場に移った。
(写真中央)主催者あいさつする千憲司会長 |