東京都美術館で先月28日から今月5日まで、「第59回亜細亜現代美術展」を開催。「アジアから世界へ」をテーマに、絵画・工芸・彫刻を展示。期間中、1878人の来場者が訪れた。
同展は、一般社団法人「亜細亜美術協会」(高田哲雄理事長)が主催。1965年に第1回を台北市歴史博物館で開催した。
81年に第7回展示会を東京都美術館で開催した際、韓国の初参加が実現した。
今年の出展に際し、韓国のアーティストとの交渉を担当した千葉県在住の尹錫培さんによると、「美術作品の理解は基本的に、見てくれる人の解釈に委ねるもの。私の作品は千葉の港を描いたものだが、見てくれる人が韓国を感じると言ってくれたら、そのように理解してもらって構わない」としている。
高田理事長はメディア・アート作品2点を展示、来場者の注目を集めた。
亜細亜美術協会で理事も務める、尹錫培さんの出展作品 |