韓国中央会館で5日、在日本大韓民国青年会東京が「多様性」をテーマとした勉強会を開催。9人が参加した。
第1部ではまず、文愛花・宣伝部長が多文化教育に関する講義を行った。カナダに留学した経験を踏まえ、カナダと日本との教育の違いについて説明した。次に、金珠萬・組織次長が、自身の在韓・在米経験を交えながらアイデンティティーに関する講義を行った。参加者が自身の文化的背景を再点検するグループワークを行った。
第2部では、鄭栞奈・宣伝次長がLGBTQに関する講義を行い、日本国内におけるLGBTQの人びとの現状について参加者と共有した。そのうえで、LGBTQと在日コリアンという、二つのマイノリティーが交差したことによる生きづらさはどのようなものなのか説明した。
参加者からは「講師が自分の経験を交えながら話してくれたため、興味をもちながら聞くことができた」「LGBTQへの差別と在日への差別が重なった場合の生きづらさについて考えたことがなかったため、新しい気づきがあった」といった声が聞かれた。
青年会東京では毎月勉強会を開催している。次回は11月23日を予定。 |