代表的な韓日交流イベント「日韓交流おまつり」がソウルで9月22日、東京で同28・29日に開かれた。来年の韓日国交正常化60周年に向けた最大規模のイベントで、多くの来場者が両国の料理や伝統衣装の試着などの文化体験を楽しんだ。
毎年の恒例行事となっている「日韓交流おまつり2024 in Tokyo」が9月28・29日の2日間にわたって、東京の駒沢オリンピック公園中央広場で行われた。2日間で3万5000人が来場した。
日韓交流おまつりは今年で16回目を迎える。今回のスローガンは「おまつりで咲く 友情の花」。来年、韓日国交正常化60周年を迎えるにあたり、最大規模の民間交流イベントとして、経済・文化をはじめとするさまざまな分野でより良い関係を築き、未来志向の両国関係のさらなる発展に寄与することを目的に開催された。
開会式は、是永和夫日韓交流おまつり2024日本側実行委員長代理(佐々木幹夫実行委員長が体調不良のため代理で出席)、呉公太同日本側実行委員長、孫京植同韓国側実行委員長の共同開会宣言からスタート。続いて朴喆煕駐日大韓民国特命全権大使が歓迎挨拶を行った。その後、高村正大外務大臣政務官、龍昊磬韓国文化体育観光部第1次官、日韓議員連盟の武田良太議員、韓日議員連盟の金碩基副会長、李在汀副幹事長、都倉俊一文化庁長官、河村建夫日韓親善協会中央会会長が、それぞれ祝辞を送った。
会場には韓国の食べ物や文化を紹介するブースが設けられたほか、韓日パレード公演、KPOPダンス、韓日交流クイズ大会などのイベントが行われた。
29日のフィナーレ行事として開かれた「KPOPシークレットコンサート」にはMBN韓日歌王戦の主役だった「演歌神童」の東亜希さんをはじめ日本人歌手3人が出演。韓国側からは韓日合同アイドルボーイズバンド結成プロジェクトで優勝した5人組ボーイズバンド「ハイファイユニコーン」、そのほか「ゴーストナイン」が歌とパフォーマンスを披露。
同イベントに参加した朴哲煕駐日韓国大使は、日韓交流おまつりに対し「岸田文雄首相が成し遂げた韓日関係改善の成果を引き続き力強く継承していくことを願う。来年は韓日国交正常化60年という節目の年なので、両国関係がさらに良くなるような契機にしないといけない」と話した。
日韓交流おまつり実行委員会の孔炯植韓国文化院長は本紙の取材に対し「来年、韓日国交正常化60周年を迎えるにあたって、開催前から雰囲気作りに焦点を当てた。コンテンツをより多様化し料理などの質も高めるべく努力した。来年は規模を拡大して両国の市民が互いをより身近に感じられるような交流イベントにしたい」と述べた。
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韓日の未来を担う子どもたちとともに行ったフラワーセレモニー |