都内の駐日韓国文化院で先月5~10日、秀蓮工房が「(第5回)韓紙工芸展・メドゥプ展」を開催。期間中、約220人の来場者があった。武蔵小山で韓紙の工房を営んでいる金秀蓮さんのもとに、20人ほどの生徒が集まっているという。今回は、生徒の作品を中心に展示。一見すると紙で出来ているとは思えない、家具のような作品が並ぶ。今回のテーマは「遺物の再現」。
金秀蓮さんによると、韓国で開催される韓紙の大会で、7~8年前までは賞を取ることが考えられなかった脱色技法を使った作品が近年では人気の傾向という。紙とは思えない堅さを出すために脱色の加減が難しいという。
教室は週の開催日などを設けず、生徒の希望した日に個別に対応しているため、無理のないスケジュールで長く続けられるのが魅力としている。
秀蓮工房で韓紙づくりを学ぶ成必麗さんの作品 |