17日、新宿区のライブハウス「K―Stage О!」で「佐野良一さんを偲ぶ会」を開催、約80人が会場に詰めかけた。偲ぶ会実行委員に名を連ねる八田靖史さんと、俳優の黒田福美さんが司会を務めた。
告別の辞を述べた峯野龍弘牧師は、佐野さんが晩年に洗礼を受け、心の底から喜んでいたというエピソードを紹介。呉永錫・在日本韓国YMCA理事長は、韓流という言葉がなかった頃から、ミュージカルなどのエンタメ業界や、韓食の普及にまで貢献の大きかった佐野さんの功績について語った。また、友人として追悼の辞を述べたNPO法人「故郷の家」の尹基理事長は、「佐野さんの新たな旅路を祝うつもりで、今日という日を考えたい」とし、これまでの親交を参加者に語った。
最後に、一般社団法人「新宿韓国商人連合会」の鄭宰旭会長から佐野さんの妹にあたる斉藤雅子さんに対し、佐野さんへの感謝状が贈られた。全体の集合写真を撮影した後、会場は会食・懇談の場へと移った。
佐野さんの遺影を囲んでの集合写真 |