1日、在日本大韓民国民団東京地方本部(李壽源団長)は、駐日本国大韓民国大使館と韓国在外同胞庁の後援で「第101周年関東大震災韓国人殉難者追念式」を開催した。会場となった新宿区の駐日韓国文化院ハンマダンホールに、在日韓国人団体や政界の関係者ら、約300人が詰めかけた。
式進行は、国民儀礼、経過報告、李壽源団長と朴喆熙・駐日本大韓民国特命全権大使による追念辞の読み上げ、追悼演奏、献花の順で滞りなく行われた。
李壽源団長は、追念辞の中で、多くの在日同胞が集まり抗議した永住権取り消し条項を含んだ入管法改定反対のための緊急集会について言及。連帯の重要性と、差別に対抗する勇気を聴衆に喚起した。
朴喆熙大使は、「歴史が残した難しい課題に対しても回避せず、謙虚に向き合って対話を続けることこそが来年、韓日国交正常化60周年を迎える韓日の土台になる」と述べた。
追悼演奏として、在日2世のアーティスト梁邦彦さんがピアノ演奏を2曲行った。「バレーオブスワン(白鳥の谷)」「セレナーデ(夜想曲)」は、いずれも思い入れのある曲という。「犠牲になった人のことを思い演奏する」と語った。
在日2世のアーティスト梁邦彦さんがしめやかに演奏 |