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最終更新日: 2024-11-19 12:39:03
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2024年09月04日 13:41
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優勝への軌跡と熱戦を振り返る

 初戦を突破した京都国際は続く試合でも快進撃を見せ8月23日の決勝戦で全国制覇を成し遂げた。その快挙に、韓日両国で大きな喜びが沸いた。(大阪=韓登)

 偉業を成し遂げた京都国際の今大会での戦績を振り返っておこう。14日の2回戦では新潟産大付(新潟)を4対0、17日の3回戦では西日本短大付(福岡)を4対0、19日の準々決勝では智弁学園(奈良)を4対0、21日の準決勝では青森山田(青森)を3対2、23日の決勝戦では関東第一(東東京)を2対1で下した。
決勝戦の先発は中崎投手で、0を重ねる好投を見せた。相手校ピッチャーも好投し、九回まで0を重ねた。試合は延長戦に入り、ランナーを一・二塁に置く大会規定(タイブレーク)に準じるかたちとなった。先攻の京都国際は、好投していた中崎投手に代わり打席に立った西村投手がレフトへヒットを打ち満塁に。1番バッター金本選手がフォアボールを選び、1点を先取した。無死満塁で2番バッター三谷選手がライトへの犠牲フライを放ち、さらに1点を加えた。1死一・二塁で3番バッターの澤田選手がセンターへヒットを放ち、再び満塁となった。続く4番バッターの藤本選手はセカンドゴロで2アウト、続く長谷川選手もセンターフライとなり3アウトとなった。
十回裏、中崎投手から代わった西村投手は、送りバントでエラーし、西村投手のエラーでノーアウト満塁のピンチを迎えた。関東第一の代打選手にショートゴロを打たれ、1点を返された。1アウト一・三塁で、次の打者にフォアボールを与え、1死満塁となり絶体絶命のピンチとなった。続く打者をファーストゴロ、さらに次の打者を空振り三振に打ち取りゲームセット、2対1で辛勝した。
優勝した選手らはグラウンドに駆け寄り飛びあがって喜んだ。小牧監督は「優勝という大きなプレゼントをくれた。精神面で負けたらあかんと常々指導してきたので、足が震えるような場面で、強い気持ちで攻めてくれたのがよかった。本当にすごい子どもたちだ」と語った。主将の藤本選手は「本当に嬉しい。この場にいるのが夢のようで、頭が真っ白で、言葉が出てこない」などと喜びを噛みしめていた。

試合後のインタビューで京都国際の藤本主将は会場に駆けつけた応援団に感謝を伝えた

2409-04-04 4面
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