6年ぶりに再開された「民団オリニ(子ども)ジャンボリー」。在日同胞の子どもたちは、4日から7日までの3泊4日、祖父母の故郷である韓国で楽しいひと時を過ごした。別れ際には、ジャンボリーで覚えた韓国語で「ト・マンナヨ(また会おうね)」と挨拶を交わし、それぞれに再会を誓った。
参加者は民団のスタッフを含めて210人。今回のジャンボリーには、小学生時代に参加した先輩が、今度はリーダーとして加わったケースも多く見られた。安全上の理由から、今年は小学4年生の参加が見送られ、5~6年生の133人が参加したことで、当初想定していた参加者数を下回った。それでも6年ぶりとなるオリニジャンボリーは大いに盛り上がり、みんな楽しい時間を過ごした。
北は北海道から南は沖縄まで、全国21の都道府県から集まった同胞の子どもたちは、初対面とは思えないほどすぐに親しくなった。子どもたちは、在日同胞が母国に貢献した記録に触れることができる展示施設「在日韓国人記念館」や、在日同胞の母国投資企業・ロッテグループが運営する遊園地「ロッテワールド」などを見学した。
今年で7回目となる引率団長を務めた金昭夫団長は、「ジャンボリーは在日の伝統文化として定着している。母国での体験を通じて自分自身を知ることは貴重な思い出、経験となる」と話した。ジャンボリーは民団中央本部(金利中団長)が主催し、在外同胞庁(李相徳庁長)が後援した。
(ソウル=李民晧)
ソウルの在日韓国人記念館を見学する民団オリニジャンボリーの参加者 |