新韓金融グループ(晋玉童会長)は7月26日、「企業価値向上計画」を発表した。目標として掲げたのは、13%以上の安定的な普通株式資本比率に基づき、2027年までに自己資本利益率(ROE)を10%に上げ、スピード感のある株主還元政策を通じて株主還元率50%を達成させることだ。
また、27年末までに株式数を5000万株削減することも目標に挙げた。現在5億株を超える株式数のうち10%を削減する形となり、今後は3兆ウォン以上の自社株を購入し消却することを決めた。新韓金融は、四半期ごとに履行状況を確認し、毎年具体的な計画を実行していくことで中長期的に「企業価値向上」という目標を達成する計画だ。
一方、グループが同日発表した今年上半期の純利益は、前年同期比4・6%増の2兆7470億ウォンを記録した。第2四半期の純利益は前年同期比15・1%増の1兆4255億ウォン。
純利益のうち、最も大きな割合を占めるのは非利子収益で、2兆1146億ウォンを記録した。特に海外事業で堅調な伸びを見せ、4108億ウォンの純利益を叩きだし前年同期比32・4%増を達成した。SBJ銀行は16・7%増の715億ウォン、新韓ベトナム銀行は12・1%増の1413億ウォンの純利益を計上し、グループにおけるグローバル収益の増加を牽引した。
新韓金融の「企業価値向上計画」 |