17~24日、東京韓国学校(鄭會澤校長)で「第15回国人グローバルメンタリングプログラム」を開催。韓国から大学生ら約20人の一行が訪れ、在日同胞学生のための教育プログラムを実施した。
18日午後、午前中のプログラムを終えた後に訪問団は都内の韓国中央会館に移動、李壽源・在日本大韓民国民団東京本部団長と会談した。
「国人」の参加学生たちはまず、民団の歴史をまとめた動画を視聴。続いて李団長の話を聞き、質疑応答へと移った。
李壽源団長は民団の歴史の体験者として「国人」訪問団に対し、「自由民主主義の尊さを若い皆さんにもう一度、その大切さを噛みしめて韓国に帰ってもらいたい」と話した。「国人」学生らは李団長と積極的に意見交換をしようとする姿が質疑応答の場で目立った。
「国人」は韓国の教育部(日本の文部科学省)認定の学生教育寄付団体で、東京韓国学校への訪問は昨年に引き続き2回目。東京だけでなく、大阪の白頭学院建国学校や金剛学院、京都国際学院、名古屋韓国学校など日本の民族学校への訪問団による行事が先だって今月7日以降、各地で展開している。
記念写真撮影後、李団長は「来年、自分は任期を終えているが、団長が替われば聞ける話も変わるので、ぜひ来年も皆さんに民団東京本部を訪問して欲しい」と感謝の意を伝えた。
「国人」学生たちは24日まで、東京韓国学校の学生たちに、本国の学びのトレンドであるAI活用での小説執筆、絶滅危惧種の生物の多様性を問題にした講座など、先進的な授業の場を提供。在日同胞のアイデンティティー確立や、文化的自尊心の向上に貢献した。
李壽源・民団東京本部団長の話を熱心に聞く「国人」学生たち |