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最終更新日: 2024-11-19 12:39:03
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2024年07月17日 12:51
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新解釈日本書記「続」応神 幻の大和朝廷 第47回 伴野麓

 沸流百済は自らの存在を黒子にして、神武東征譚を創り上げ、そこに沸流百済の大和侵寇の史実を盛り込んだと考えられる。それは、崇神朝の事績にも投入され、景行朝のヤマトタケルの事績にも反映されている可能性がある。古来、日本列島は、外来の文化によって成り立っているという観念が基層にあると考証する史学者もいる。『記・紀』を韓地の『三国史記』や『三国遺事』と対比しつつ読むべきであると提言する史学者もいるし、『記・紀』を韓語で読みなおそうとする史学者もいる。
しかし、日本の史学界はその基層を否定して、日本列島自生による歴史を主張する説がマジョリティーとなっており、それがために魑魅魍魎の古代史がいつまでも続いている。さらにそれに輪をかけているのが、本居宣長らによる詭弁の論述だ。
日本語は、韓語から分かれた言語だと考えられ、平安時代以降に韓語とは多少発音が違ってくることから、その違った発音の言語が日本語と認識されるようになり、その日本語によって江戸時代には本居宣長のような解釈が登場してきたと思われる。それは、日本語の根源である韓語から遊離した解釈であるため、詭弁のような解釈になっているのだ。
とまれ、文筆家の魂は真実を伝えることにあると思う。『記・紀』の編著者も同様で、国家権力により歪曲を指示されたとしても、どこかに真実を伝える語句を散りばめたと思われ、それが為政者の改竄要求に対する抵抗であり、編著者のプライドであったと思われる。

 〔成務紀〕

成務は武内宿禰王朝の傀儡


崇神朝が二つに分裂し、垂仁↓成務と景行↓仲哀の二王統に分裂したという説があるのだが、成務はどことなく影の薄い大王(天皇)のイメージで、『日本書紀〈成務紀〉』も『古事記〈成務記〉』もともに短い記事であることから、さらにそのイメージを強くする。戦後の学説では、応神ないし仁徳以降の天皇の実在性は基本的に認めており、それより前の天皇(大王)の実在性については否定的だというが、崇神・垂仁・景行の3代は実在し、成務・仲哀の実在は否定されるのがマジョリティーだということだ。
応神朝の時に、高句麗広開土王に撃破された沸流百済が倭地に避難し、突如、大和に侵寇して百済系大和王朝を樹立し、それ以前の出雲を宗主国とする新羅系山陰王朝を簒奪したという構図になることは、幾度となく強調してきた。それは、応神朝を境に、それ以前の天皇(大王)は、沸流百済によって適宜擁立された傀儡であって、実在らしき天皇もいれば、架空の天皇もいるということを意味する。それらの天皇が架空であっても、新羅系山陰王朝の大王を剽窃あるいはモデルにしているということも考えられる。

2407-17-06 6面
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