信用組合広島商銀は6月20日、広島市内で第63期通常総代会を開催した。総代総数105人中、104人(委任状58人)が出席。諸議案を原案通り可決した。2024年3月末の期末預金額は1614億4400万円(前年比0・2%増)、貸出金額は1180億3000万円(同0・7%増)、純利益は1億7400万円(同10・3%減)となった。
今期のコア業務純益は10億円、預金積金1614億円、貸出金1200億円を目指す。
井上一成理事長は「コロナ禍の影響は薄れたものの、初任給の引き上げ、職員給与のベースアップ、店舗の改装などの費用により、人件費、物件費の上昇を受けて利益面では厳しい決算となった。今年に入り金利上昇局面を迎え、多くの金融機関職員や経営者が経験したことのない状況に直面している。経営者の事業計画や将来設計への影響を注視し、課題解決に取り組みたい」とあいさつした。
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