信用組合愛知商銀は6月25日、名古屋市内で第71期通常総代会を開催した。総代総数107人中、99人(委任状43人)が出席。諸議案を原案通り可決した。2024年3月末の期末預金額は1176億4754万円(前年比2・6%増)、貸出金額は913億9838万円(同3・7%増)、純利益は2億1735万円(同74・2%減)となった。
今期のコア業務純益は13億5790万円、預金積金1190億円、貸出金920億円を目指す。
大原清三理事長は「マイナス金利政策が解除されたものの、円安基調が加速した結果、物価上昇を底上げする形となった。物価、賃金、金利の上昇は、経済の好循環にとって必要だと認識しているが、中小零細企業にとっては利益率を低下させることになりかねない。今こそ信用組合の基本理念に立ち返り、地域密着型金融に注力するとともに、事業者支援を継続していく」とあいさつした。
|