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最終更新日: 2024-11-19 12:39:03
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2024年06月25日 11:59
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大韓航空が成田―済州 再開
首都圏からの観光客増期待

 大韓航空は来月、成田―済州間の直行便就航を4年半ぶりに再開させる。乗り換えもなく3時間ほどで、「東洋のハワイ」とも称される自然豊かなリゾートが、近場で気軽に楽しめるようになる。昨年から続く韓日融和ムードもあり、日本からの観光客増が期待されている。

週3便で運航開始

 同便は7月19日から水金日の週3便で運航。成田午後4時35分発、済州午後7時25分着。済州午後1時5分発、成田午後3時35分着。ビジネスクラス8席、エコノミークラス165席の合計173席。従来は首都圏から済州に行くには乗り換えが必要で、6時間以上かかることもあった。
直行便はサッカー・ワールドカップ韓日大会が開催された2002年に就航したが、19年11月に乗客減のため運休した。背景には文在寅政権時代の「戦後最悪」とまで言われた韓日関係悪化の影響があるとみられる。
同社は販促キャンペーンとして、クレジットカード会社のジェーシービーが協賛し、景品が当たるクイズを6月末まで実施。
旅行代理店もエイチ・アイ・エス、阪急交通社、エクスペディア、エアトリなどが、成田―済州路線を取り入れたツアー商品を販売している。

関係改善が追い風

 今回再開されるにあたって大韓航空広報は「良好な韓日関係を追い風に、ソウル、釜山に続く人気観光地である済州への、首都圏からの観光客増を見込んでいる」と話している。
李碩雨・日本地域本部長は「今回、久しぶりに成田―済州の直行便が運航できることとなり非常に嬉しく思う。運航再開により、両国の観光需要が更に増えることを期待する」とコメントを寄せている。
日本と済州を結ぶ直行便は他に、格安航空会社(LCC)のティーウェイ航空が関西空港発着便を毎日2時間弱で結んでいる。関空午後1時発、済州午後2時50分着。済州午後4時15分発、関空午後5時55分着。
首都圏からの直行便の再開に、関係者も熱い視線を注いでいる。関東在住で済州に縁のある在日韓国人親睦団体の在日本関東済州道民協会の梁日勲会長は「首都圏から済州への直行便の復活をずっと待ち望んできた。豊かな自然と美味しい食べ物がそろった私たちの父祖の地を、是非とも訪れてほしい」とコメントしている。

就航日程の再考を

 一方で都内の新定住者(ニューカマー)の旅行代理店経営者は「当社での取り扱いはしない」と言葉少なに語る。理由として、「済州への到着時間が夜になるので、1日目はホテルに宿泊するだけで終わってしまう。帰りも帰国便の出発時間の関係で、朝食後に観光をする余裕もない。滞在の初日と最終日は、ほぼ移動だけになってしまう」と、発着時間の不便さを挙げる。
また水金日の就航日程も難点としている。「2泊3日のパッケージツアーだと、初日と最終日が移動だけなので事実上、1日だけの滞在になってしまう。滞在を延ばせる3泊4日、4泊5日は曜日配列上、ツアーが組みづらい」と答え、「発着時間と就航日数を再考してもらえれば、もっと客足が伸びるだろう」と改善点を挙げている。

各社が増便図る

 韓国観光公社の韓国観光統計によると、23年の訪韓外国人観光客は前年比245%増の1103万人で、コロナ禍前の19年の63%まで回復した。国・地域別では日本が232万人で最も多く、12年以来、11年ぶりに首位に返り咲いた。
韓国国土交通部の航空統計によると、今年1~5月に韓国と日本を結ぶ航空路線を利用した乗客数は前年比46・2%増の1015万6796人で、同期間では公表が始まった09年以降で最多を記録した。日本路線の便数は昨年1~5月の3万9980便から今年は5万4973便と37・5%増加した。同期間の日本路線の利用客数は、仁川―成田(194万818人)、仁川―関西(187万2442人)、仁川―福岡(138万1387人)の順。旅行需要増を受け、韓国航空各社は日本路線の増便を加速させている。

成田―済州路線に就航する大韓航空のボーイング737―900ER

2024-06-26 4面
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