KJプロジェクトは5月23日、都内で第56回日韓記者・市民セミナーを開いた。講師に元川崎子どもを見守るオモニの会会長の宋富子氏を迎え、「『多文化共生をめざす川崎歴史ミュージアム』(仮称)設立へ」と題して講演。同ミュージアム設立への想いを訴えた。
同ミュージアムは在日韓国人の集住地域である川崎市桜本地区で、2030年ごろの開館を目指している。集住の背景や人権を尊重する街づくりの歩みなどを伝える。近現代の地域史や生活文化財の紹介、当事者らの証言に触れることができる映像や写真パネルのほか、講演会開催なども計画している。
設立委員会代表の宋富子氏は「だれでも受け入れる施設にしたい」と意気込んでいる。今後は韓国でも募金活動を予定している。 |