自由と人権を守る日米韓協議会と統一日報読者の会は先月30日、都内の会場で講演会を共催。本紙の洪〓・論説主幹が「『脱亜入欧』から『脱欧入亜』か」と題して講演した。
文明史が激変している今日の世界情勢の中で、守旧支配勢力である欧米が中心のNATO軍はグローバルサウスと衝突、核戦争の危機が目前に迫りつつある。
洪論説主幹は、戦争下の状況でGDPを3・6%成長させたロシアのプーチン大統領が明確に「脱欧入亜」の舵取りで国政を安定させた政治的手腕を高く評価した。
海洋勢力が大きく変じた今日にあって「西欧から何を(もっと)学ぶべきか、(また)学ぶべきでないか」の判断が重要であると訴えた。朴正熙大統領が1968年の国民教育憲章に掲げた「われわれの立場を跳躍の踏み台として」という一節を引きながら、西欧が始めようとしている世界大戦に参加するか、しないかに英断を下さなくてはならないと呼び掛けた。 |