統計庁が発表した2052年の予想人口数だ。ソウルが942万人、釜山が330万人という現在の数から比較すると、ソウルはマイナス15・8%、釜山はマイナス25・8%の減少率が見込まれる。少子高齢化の影響により、ソウルを含む全国17の市・道で人口が自然減少する見通しだ。人口が増加に転じる自治体は、世宗(16万人)と京畿(12万人)の2地域のみ。
統計庁のデータ『将来人口推計 市・道編』によると、国内総人口は今年の5175万人から2052年には4627万人へと減少する。また、22年には44・9歳だった中央値は52年に58・8歳まで上昇するとみられる。産まれる子どもの数は減少する一方、平均寿命が延びた結果だ。中央値とは、全人口を年齢順に並べた際、中央に位置する人の年齢だ。
また、生産年齢の人口も大幅に減少する。大企業が多い蔚山の生産年齢人口は、22年の81万人から52年には41万人、つまり約半分になると見込まれた。近隣の慶尚南道、釜山、大邱、慶尚北道などといった慶尚北道地域も45%から48%程度に縮小することが分かった。
一方でソウル市は、都市競争力向上に向けた施策として、外国人人材と外国企業の誘致プロジェクトを発表した。呉世勲市長は「今後5年間、2506億ウォンを投じて外国人人材を誘致し、ソウルの経済に活力を吹き込む」と発表した。
現在、ソウル在住の外国人住民は44万人で、ソウル市の人口の4・5%を占めている。
(ソウル=李民晧) |