一部の韓国保守系から、4・10国会議員総選挙に対し「不正選挙」かつ「大統領弾劾を目的として野党に192議席を与えた詐欺」との声が上がっている。集会を開いている自由統一党は中央選挙管理委員会に対し、不正選挙疑惑に関する徹底的な真相究明と再発防止策を求めたほか、本件については最後まで闘う意志を明らかにした。
主催者の1人でサラン第一教会の全光焄牧師は先月30日、大邱で開かれた「不正選挙糾弾集会」で「不正選挙は民主主義を脅かす重大な問題である。本集会は韓国を救うための闘いであり、国民の主権を奪った者たちを断じなければならない」と批判した。
自由統一党は4・10総選挙において、釜山金井区長田洞の第4投票所ほか管内4カ所の投票所で、選挙管理委員会が提示する投票結果データと自党が独自に行った全数調査の結果に乖離があるとして徹底的な調査を求めた。彼らは「野党の目的は大統領の弾劾」であるとし、3カ月以内に再選挙を実施すべきだと主張している。
不正選挙糾弾集会は、釜山(5・29)を皮切りに、大邱(5・30)、大田(5・31)などの国内主要都市を巡回しながら行われており、不正選挙に対する国民の関心と怒りが高まることを狙っているようだ。
5月25日、ソウル光化門で開催された不正選挙糾弾集会 |