◆共生の街目指し市民集会とパレード
【埼玉】「川口の未来を創る市民の会」と「世なおし埼玉県民の会」は4月28日、「共に生きよう外国人とともに」を掲げた市民集会とにぎやか共生パレードを川口駅ひろばと駅前商店街で繰り広げた。
両会はこの半年間、ヘイトスピーチや反移民を叫ぶ「日本第一党」や「日の丸街宣倶楽部」などのレイシストデモに抗議。「なぜ外国人とともにできないのか」「ヘイトや差別には表現の自由はない」「共生の街川口を創ろう」とアピールする人たちと共闘してきた。
集会では民団埼玉の崔洛文団長が「川口を多文化共生の街にしていこう」と訴えたあと、「川崎市の罰則付き差別禁止条例に川口、蕨、さいたま市、埼玉県でも独自の条例を創ろう」との呼びかけがされた。パレードでは、クルド人の支援者、平和を望む各界のアピールや歌、太鼓、オカリナ、チャングの音が響いた。
◆浅川兄弟資料館に50人参加し歴史探訪
【山梨】民団東京江戸川支部は4月6日、山梨県北杜市の浅川伯教・巧兄弟資料館に、今年で3回目となる歴史探訪で訪れた。過去最多の50人の団員が参加した。
一行はバス車内で浅川兄弟を描いた映画「道―白磁の人」のプレゼン資料を見ながら予備知識を得て資料館に足を運んだ。
黄信一支団長は「一部参加制限をした。年々参加希望者が増えているので来年からはもっと団員の要望に応えたい」と意欲を示した。同支部の歴史探訪は支部のホームページを立ち上げ、団員に情報提供を続ける権五英監察委員長と朴淳澈前団長が中心になって企画、下調べをして実行している。 |