韓国でこの10年間、婚姻件数が40%減少したことが分かった。それに伴い、出生数も大幅に減った。
統計庁の「2023年12月人口動向」と国家統計ポータル(KOSIS)によると、昨年の婚姻件数は19万3673件だった。10年前(32万2807件)より40%減少した数値だ。
12年から下落傾向に入った婚姻件数は22年まで連続で減少したが、昨年は小幅に増えた。今後も婚姻の増加傾向が維持されるかは不透明だ。
婚姻件数が大幅に減少したのは、結婚に対する認識の変化が背景に挙げられる。統計庁の社会調査によると、13歳以上の人口のうち「結婚を必ずしなければならない」と答えた割合は12年の20・3%から22年には15・3%に減少した。「結婚した方が良い」という回答は42・4%から34・8%に減った。「結婚はしてもしなくてもかまわない」と答えた割合は33・6%から43・2%に増えた。
婚姻件数の減少は出生数の下落にも影響する。出生数は15年に43万8420人を記録して以来、8年間減少している。13年の43万6455人から昨年23万人へ47・3%減ったことが明らかになった。 |