韓国観光公社と大手芸能事務所のSMエンターテインメントは8日、韓流を活用した観光活性化を目指し、業務協約了解覚書(MOU)を締結したと発表。観光公社が昨年から展開しているキャンペーン「韓国訪問の年」に合わせ、幅広く協力していくという。
双方はオン・オフラインイベントでの広報やマーケティング、韓流に焦点を当てた観光コンテンツの共同開発と相互のコンテンツ活用の支援、外国人観光客誘致のための共同プロモーションなどに取り組む。
今回の協約を受けて、SMではアーティストのミュージックビデオ(MV)やティザー映像などのコンテンツを撮影し、韓国の名所や体験イベントをPRしていく計画という。観光公社の企画に含まれたアーティストの肖像活用にも積極的に協力するとし、両社の長所を最大限に活かして韓国観光の広報を支援する。
観光公社の劉鎭鎬・観光コンテンツ戦略本部長は、「世界中の韓流ファンの韓国に対する好感度が実際の韓国旅行につながるよう、SMと緊密に協力していく」と述べた。
また観光公社では2018年にSM所属アーティストのEXO(エクソ)を韓国観光名誉広報大使に、SHINee(シャイニー)を韓国MICE(国際会議・報奨旅行・展示会などの総称)名誉広報大使にそれぞれ任命。22年にはソウル市内で運営する広報館「ハイカーグラウンド」で、SMの映像コンテンツを上映した。 |