ログイン 新規登録
最終更新日: 2024-04-23 12:41:29
Untitled Document
ホーム > ニュース > 社会
2024年01月30日 11:31
文字サイズ 記事をメールする 印刷 ニューススクラップ
 
 
注目のディアスポラ系
コリアン・コンテンツが浸透

 ディアスポラの語源はギリシャ語の「dia」(遠近距離、複数の方向)と「spero」(種をまく)で、祖国を離れ各地をさまようユダヤ系の流民を指す表現だ。最近では、母国を離れて外国で暮らす人々の総称としても使用される。つまり、「コリアン・ディアスポラ」が在外同胞の代替用語となるケースもあるのだ。
これまで疎外されてきたディアスポラの中で、近ごろ「コリアン・ディアスポラ」系コンテンツの台頭が著しい。先日、米国でエミー賞を受賞したNetflixドラマ『BEEF』は、世相の変化を如実に示している。米国のコンテンツ業界最高権威の賞といえば、映画はアカデミー賞、ドラマはエミー賞だ。
このほどエミー賞を受賞した『BEEF』は、作品賞・監督賞など8部門を総なめにした。監督と主演俳優はそれぞれ韓国系のイ・ソンジンとスティーブン・ヨンで、中国系のアリ・ウォンが主演女優を務めている。ジャンルはコメディーで、韓国よりも米国で人気を博した。
韓国人家族のアメリカ移住期を描いた映画『ミナリ』も各映画祭で受賞し、世界の人々の注目を集めた。そして、韓国人移民家族4世代の生活を描いた『パチンコ』もアップルTVで全世界に配信された。ハリウッド映画にアジア系俳優が登場するケースも増えた。2007年にはわずか3%に過ぎなかったのが、22年には16%にまで増加している。 
「ディアスポラ系」コンテンツは、韓国や日本など血統や民族を重視する国、特にアジア圏での人気はまだ低迷している。だが、時代は変わりつつある。国際交流が活発化し、誰もが国境を越えられる現在、新たな物語、かつてない素材を探そうとする流れがある。そうした時代の変化を踏まえると、今後「ディアスポラ系」コンテンツの需要はさらに高まるものと思われる。
「5年前から10年前であれば『BEEF』が受け入れられることはなかったでしょう。今は『多様性』という概念が生まれ、人々は韓国人の経験やアイデンティティーに興味を持ち始めています。私たちのありのままの姿を見せることが、最も普遍的な物語となる可能性もあるのです」(イ・ソンジン監督)。

 

(ソウル=李民晧)

ドラマ『BEEF』

2024-01-31 3面
뉴스스크랩하기
社会セクション一覧へ
「パンデミック条約」反対会見開く
金永會の万葉集イヤギ 第7回
金永會の万葉集イヤギ 第6回
「パンデミック条約」反対を宣言
金永會の万葉集イヤギ 第8回
ブログ記事
マイナンバーそのものの廃止を
精神論〔1758年〕 第三部 第28章 北方諸民族の征服について
精神論〔1758年〕 第三部 第27章 上に確立された諸原理と諸事実との関係について
フッサール「デカルト的省察」(1931)
リベラルかネオリベか
自由統一
金正恩氏の権威強化進む
北韓が新たな韓日分断策
趙成允氏へ「木蓮章」伝授式
コラム 北韓の「スパイ天国」という惨状
北朝鮮人権映画ファーラム 福島市で開催


Copyright ⓒ OneKorea Daily News All rights reserved ONEKOREANEWS.net
会社沿革 会員規約 お問合せ お知らせ

当社は特定宗教団体とは一切関係ありません