呉公太・東京韓国学校理事長(前民団中央団長)が、釜山大学の慶憲シルバーアカデミー日本後援会第3代会長に就任した。就任は17日、釜山大学本館で開かれた慶憲シルバーアカデミー第41期修了式の場で執り行われた。
呉会長は「年を重ねても学び続ける皆さんの姿を見ていると、亡くなった両親を思い出して涙が出ます。この慶憲シルバーアカデミーを創設された金慶憲さんは本当に素晴らしい事業を残されました。在日後援会は本アカデミーの発展に向けて今後も支援を続けていきますので、どうぞ引き続きよろしくお願いします」と挨拶した。
呉会長のルーツは釜山にある。釜山市機張郡出身の両親が1930年代に日本に渡り、商売をして子どもたちを育てた。
学びの機会を得られなかった両親は、こどもたちの教育に情熱を注いだ。そんな両親の背中を見て教育の重要性を実感したという呉会長は「本アカデミーを通し、母国に『美しい第二の人生』が開花するよう努力する」と誓った。
一方、初代韓昌祐会長に続き、12年間にわたり会長職を務めてきた金建治第2代会長は、この日をもって会長職を辞することになった。金前会長は「今後も後援会の一員として本アカデミーの発展を支える」と述べている。 (釜山=李民晧)
慶憲シルバーアカデミー後援会のメンバーら |