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最終更新日: 2024-11-19 12:39:03
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2023年12月28日 10:53
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韓国語の達人が教えるおすすめ学習法 八田靖史
興味のある分野から 楽しく学んで継続を

 語学学習での唯一の失敗というのは途中で諦めてしまうこと。継続することが何より重要。そのためには無理をしないようにとアドバイスをしている。
いま、韓国語を勉強しているメイン層は韓国ドラマ・映画、KPOP、Kファッションなどが好きで始めた人たちだ。「韓国ドラマを韓国語で楽しめたら」「好きなKPOPアイドルの歌詞を知りたい」などの理由で言葉にも興味をもった人たち。せっかく好きで始めた韓国語学習だから楽しく学ぶことが継続のポイントだと思う。学ぶことが嫌いにさえならなければ、壁にぶちあたったときに諦めず、少し休んでまた始めることができる。
私は韓国の食文化に魅了されたことをきっかけに、韓国語の勉強を本格的に始めた。最初は自分が興味のある「食」に関する単語を中心に覚えていった。韓国への語学留学時代に、韓国語の日常会話は上手くないが「クワガタ」についてだけは、深い会話ができるという友人がいた。韓国語学習の入り口は、自分がとにかく興味のあることだけに特化して勉強をしていってもいいと思う。関心のない分野の単語を覚えるよりも、興味のある分野の単語を覚えるほうがスピードが速い。韓流好きが高じて韓国語の勉強を始めた人は、推し活単語やフレーズから覚えていくのも一つの方法だと思う。また入門・初級の人にこそ、韓国旅行に行ってほしい。片言でもいいので、覚えた韓国語を使いコミュニケーションがとれれば大きなモチベーションになると思う。
韓国語学習のゴールをどこに設定するかで変わってくるが、入門・初級以降は、徹底した基礎固めが必要だと感じる。
検定試験を段階的な目標にするのもいい。日本には「ハングル」能力検定試験(ハン検)と韓国語能力試験(TOPIK)の二つの検定試験がある。それぞれ傾向や評価基準などが異なるが、まずはハン検の「入門級」(オンライン試験)を目指すのもよい。約280語の単語のなかから出題され、平均2カ月程度の学習で合格することができる。その後はTOPIK6級合格を目指して勉強し、最後に最難関のハン検1級に挑戦してみるのもいい。

八田靖史(はったやすし)
コリアン・フード・コラムニスト。ハングル能力検定協会理事。慶尚北道、および慶尚北道栄州市広報大使。韓国料理の魅力を伝えるべく雑誌、新聞、WEBで執筆活動や講演など。

 

 

2024-01-01 11面
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