韓国与党「国民の力」は１５日、メガシティー構想に基づいた金浦市など隣接都市のソウルへの編入の推進に際して、一時的にソウル特別市内の「自治市」に置く案を検討するとした。
国民の力「ニューシティープロジェクト特別委員会」はこの日、呉世勲・ソウル市長に会い、６～１０年をかけて段階的に統合していく方案について議論した。
金浦市の他に九里市などもソウル編入に積極的だが、同市長も１３日に呉市長と面談し、当分の間「特別自治市」の形でのソウル編入方案を提案したという。
ただ、メガシティー構想に基づいた金浦市のソウル編入には劉正福・仁川広域市長などが反対を表明しており、その反対表明を撤回すべきとのデモも１３日、仁川市庁前の「エットゥル広場」で開かれた。
自治体首長側の脱中央化構想と、観光業者などの民間側の声が対立している状況の中、与党の出した段階的推進案は現場の声を反映した折衷案とみられる。