『30日』は、ロマンスから始まったが、のちに苦い現実を突きつけられ破綻を迎えた結婚生活が、あと30日で終わるという時点で思いもよらない事故に遭い、記憶をなくすところから始まるロマンチックコメディー。
俳優のカン・ハヌルとチョン・ソミンがダブル主演を務める韓国映画で、公開から35日で観客動員数200万人を突破した。
2023年に公開された韓国映画の中で200万人を突破した作品は『犯罪都市3』(約1068万人)、『密輸』(約514万人)、『コンクリートユートピア』(約389万人)に続き、4作品目。
『30日』がヒットを続けている要因としては、9月末の秋夕(中秋節、今年は9月29日)の連休に合わせて公開された大作が予想よりも振るわなかったことや、ロマンチックコメディーが最近また人気となっている点などが挙げられる。
長期興行で話題を集めている『30日』は、互いのセコさと狂気に耐え切れず、完璧な他人になろうとした30日前、ともに記憶喪失になってしまった弁護士のノ・ジョンヨル(カン・ハヌル)と映画PDのホン・ナラ(チョン・ソミン)の織りなす物語。
今月初め、本編では見られなかった未公開スチールカットがサプライズで公開された。
現時点でも、韓国国内映画人気ランキング2位、210万人を超える観客動員数を誇っている(映画振興委員会〈KOFIC〉のデータに基づく)。 |