『ラスト・プリンセス　大韓帝国最後の皇女』『リバイバル　妻は二度殺される』『探偵なふたり』『さまよう刃』などにシナリオライターとして携わってきたマ・デユンの『そう、家族』に続く２作目の監督作品。
マ監督が「疲れ切った現実をしばし忘れて劇場で幸せな夢を見られる映画になってほしい」と語るように、笑いあり涙ありで、見終わった後、あたたかな気持ちを抱く、多くの人が共感できるストーリー。
トップスターのパク・ガン（クォン・サンウ）が、唯一の友人でマネジャーであるチョ・ユン（オ・ジョンセ）と人生が入れ替わり起こる騒動を描いたもの。
自他共に認めるトップスター俳優のパク・ガン。華やかなシングルライフを満喫しているが、実はクリスマスイブの予定といえば映画の授賞式だけという孤独を抱える一面も。そんなイブの夜、マネジャーと酒を飲み、タクシーに。車中で運転手に「もし人生を選び直せるならどうするか？」と奇妙な質問をされる。翌朝、知らない家で目覚めたパク・ガンは、かつて自分が成功するために別れを告げた昔の恋人スヒョン（イ・ミンジョン）が幼い子ども二人を抱えて苦労しているのを見ることに。パク・ガンは自分がトップスターで高級マンションに住んでいるとスヒョンに話すが「ふざけているの？」と信じてもらえず、子どもたちからは「パパは売れない小劇場の俳優だ」と言われる始末。一方、マネジャーであるはずのチョ・ユンは演技派俳優になっていた。「一体どうなってしまったのか」と嘆くパク・ガン。
人生が入れ替わってしまった二人の男の明暗と選択を通し、本当の幸せとはなにかを模索する。
主演は映画『マルチュク青春通り』やドラマ『天国の階段』などで日本でも人気の高いクォン・サンウ、卓越した演技力に定評のあるオ・ジョンセ。

公開＝１２月１日（金）シネマート新宿・心斎橋他、全国順次ロードショー。
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