方文圭・産業通商資源部長官とエクアドルのレガルダ生産貿易投資漁業長官は１１日、ソウル市内のホテルで両国間ＳＥＣＡ（戦略的経済補完協定）交渉が妥結したことを示す共同宣言文に署名した。２０２４年上半期に正式署名する方針で、その後、必要な国内手続きを踏んで早期に発効するよう進めていくことに同意した。
韓国・エクアドルＳＥＣＡは、韓国が妥結した２３件目の自由貿易協定（ＦＴＡ）となる。正式締結後には、韓国企業が現地での公共事業に参加することが可能になる。貿易技術障壁などの分野でも現地居住要件、データ移転許容、技術規定改正時の猶予期間義務化など現地規制が大幅に緩和される。
エクアドルは原油、銅、亜鉛、銀など鉱物資源が豊富で、サプライチェーン安定化のための協力対象として戦略的価値も高い。
韓国とエクアドルの貿易規模は昨年９・８億ドル。エクアドルとの貿易強化だけではなく、同国を近隣の中南米地域に対する投資・進出拠点にしていく方針。