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2023年10月10日 13:19
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新解釈日本書記「続」応神 幻の大和朝廷 第16回

 葦原中国の平定は、その実相が、百済系大和王朝が新羅系山陰王朝を簒奪したのであると明らかにしたが、400年前後に高句麗広開土王に撃破された沸流百済の王族が大和に移り、新たに百済系大和王朝を樹立したことによって、それを正当化したのだ。
その百済系大和王朝が悠久の昔から、つまり新羅系山陰王朝の以前に大和の地に存在していたかのように偽装したのである。
そして、出雲の国譲りをデッチあげ、その国譲りの物語として新羅系山陰王朝の人(神)格をいろいろと登場させたということだ。その実相は、簒奪にほかならない。

妻が夫を自分の兄と見間違える不思議

〈神代紀〉の出雲の国譲り物語に登場するアマワカヒコ(天稚彦)とシタテル(下照)姫、そしてアジスキタカヒコネ(味耜高彦根)のことだが、アマワカヒコとアジスキタカヒコネは、アマワカヒコの妻シタテル姫が見間違えるほどに瓜二つの面貌で、そのように言われたアジスキタカヒコネは、怒って喪屋を斬り倒すという乱暴な行為に出た。
不思議の極みは、妻が夫を、いくら似ているからといって、他の人と見間違えることがあるのかということだ。いくら考えても、あり得ない話だ。だから、その故事は、創作された故事としか言いようがない。アマワカヒコとアジスキタカヒコネの相似形を作り出したその故事によって、出雲の国譲りを、曖昧にして、わかりにくくしていることに気付くはずだ。
アマワカヒコとアジスキタカヒコネを突き詰めていけば、アマノヒボコのイメージに重なってしまうことも、それを傍証しているといえるし、シタテル姫も、アマノヒボコの妻であるアカル姫に、そのイメージが重なる。それらの人(神)格は、新羅系山陰王朝の人(神)格であって、400年前後に出現した百済系大和王朝の人(神)格ではなく、そのカラクリは、百済系大和王朝が遥か昔から存在していたかのようにカムフラージュするため、加上され、改竄された人(神)格ということだ。
出雲の国譲りの実相は、百済系大和王朝が新羅系山陰王朝を簒奪したことであることを明らかにしたのだが、その時期は、倭地での銅文化が、鉄文化に移行する時期でもあったと思われる。銅文化に属するアマワカヒコやアジスキタカヒコネ、そしてシタテル姫は、出雲を宗主国とする新羅系山陰王朝の人(神)格であり、百済系大和王朝は鉄文化の象徴として、スサノオを創作し、自らの始祖としてオオナムチの父親に設定したと考えられる。
その結果、スサノオは鉄剣の所持者であり、オオナムチは銅剣の所持者という、銅から鉄に発展したという文明史に背反する関係となり、それゆえ、鉄剣所持者のスサノオと銅剣所持者のオオナムチとの親子関係は成立しないという矛盾を露呈している。

2310-11-06 6面
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