金嶋観光グループの金昭夫会長は、慶尚国立大学に奨学金を寄付した。2019年に続く2回目で、奨学金は経済的な困難を抱えながらも学業に秀でた学生たちに支給される。
8日、慶尚国立大学七岩キャンパス(慶尚南道晋州)で「金昭夫基金伝達式」が行われ、大学関係者や日本の在日晋州郷友会メンバーらが出席した。
金会長は「慶尚国立大学は地域に根ざした大学で、私自身も名誉経営学博士号の学位を取得した母校だ。後輩たちが勉学に励み、母国と韓日関係の発展に貢献してくれるよう願う」と語った。
これに対し、同大のチョン・ジェウ副総長は「金昭夫奨学基金は、金会長が守り抜いてきた信条『故郷愛、祖国愛、人間愛』の精神に通じている」と答えた。
金昭夫会長は17年、在外同胞として初めて晋州市民賞を授与されたほか、毎年秋には在日晋州郷友会のメンバーを率いて故郷を訪問し寄付活動を展開している。
(晋州=李民晧)
金昭夫会長(左から3番目)と慶尚大学奨学生ら |