コトラ（大韓貿易投資振興公社）が主催する「２０２３年度韓国優秀商品展」が９月２６・２７の両日、ホテルニューオータニ大阪で開かれた。韓国コスメや雑貨、食品、ＩＣＴ／サービスなど１０５社が出展し、日本初進出の商品やサービスも数多くあった。
主催者側の担当者によれば、今年は日本企業から２５０社、韓国企業から１００社ほどの申込みあったといい、各社３～４人が連れだって見学しているので、２日間で１０００人ほどの来場があったという。商談成約数もかなりの額が見込まれているが、人気があったのは韓国コスメのブースだったという。
コトラは韓国企業の海外進出支援をしている公的機関で、全世界１２９拠点の中から毎年２都市を選出し、韓国の消費財、ものづくり、ＩＣＴ／サービスの展示会である韓国優秀商品展を開催している。今年は大阪とバンコクの２都市が選ばれ、大阪では８年ぶりの開催となった。
コロナ禍が過ぎ、日本国内で韓流需要が高まりつつあり、韓日間の友好的な雰囲気も広がっていることを機に、新たに韓国企業との取引を検討する日本の企業も多いと分析されている。
また２６日には別室で、日韓経済協力セミナーも開催され、６０人ほどが参加した。「日韓関係の現状と今後の見通し」（村橋靖之ＪＥＴＲＯ大阪本部長）、「日本内韓流拡散動向と韓流を活用する販売戦略」（嚴宥美（株）ケイラボ代表取締役）、「日韓通商環境の動向とＲＣＥＰを活用した韓国消費財輸入について」（木村嘉宏（ＬＯＴＯＳ大阪支店通関士）、「２０２５大阪万博最新情報及び企業参加について」（小橋厚司近畿経済産業局総務企画部）などの講演があった。
（大阪＝韓登）