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2023年08月15日 05:40
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建国75周年「在日同胞」の歩み
建国前の1946年に民団創立

 韓民族の起源日である開天節(10・3)に日本で誕生した団体がある。在日本大韓民国民団(以下、民団)である。8・15光復78周年と建国75周年を迎え、民団の起源を振り返る。(ソウル=李民晧)

  多くの母国貢献の歴史

 民団は民族団体である。目指すところを要約すると次のようになる。
韓民族として人類の尊敬と信頼を受ける模範民族となり、国際信義を回復し、祖国繁栄に貢献する団体となる。
創立時の目標は在日同胞の(1)民生安定(2)教養向上(3)国際親善―で、これは今日まで受け継がれている。
こうした民団の精神を定めたのは創立者である独立運動家たちだ。植民地支配下で日本権力に抵抗し、民族解放運動を行った志士たちだ。
民団精神は「朴烈」「元心昌」「李康勳」「金正柱」「鄭哲」といった1世たちが知恵を絞って考案した。
米国にも民団によく似た民族団体がある。興士団だ。1913年に安昌浩がサンフランシスコで設立したこの団体は、民族の自主独立と繁栄を目標とした。抗日独立運動に資金を提供する一方、将来解放される祖国に備えて韓人の啓蒙に努めた。

朝鮮総連との「命がけの闘争」

民団は46年10月3日の開天節、世の中に韓民族の誕生を宣言した日に東京・日比谷公会堂で創立された。
既成の同胞団体「朝鮮人連盟(後の朝鮮総連)」が共産左派勢力に支配されると、これに憤慨した独立運動家(新朝鮮建設同盟)と青年たち(在日朝鮮建国促進青年同盟)が意気投合して設立した。
自由民主主義を追求する民族団体なので、そもそも共産主義者との共存は不可能だった。民団創立者たちは、在日同胞の8割が北韓政権に友好的だった時代、少数派という現実に屈せず、朝鮮総連と「命がけの闘争」を繰り広げた。血を流しながらも1対100の闘いを繰り広げたのは、民団を守ることが在日同胞の権益、韓国を守る道だと確信したからだ。
民団と大韓民国は開国日から運命共同体だった。
75年前の今日、48年8月15日の建国の歴史的瞬間を民団の指導者たちも共にした。引率団長の朴烈をはじめとする民団の指導者たちがソウルまで飛んできて「大韓民国建国宣言」に拍手しながら喜びの声を上げた。
その年の9月8日、李承晩大統領は民団を「在日同胞の唯一の民主団体」と称し、「最初の在外国民団体」として公認し、民団は1カ月後の10月5日に「在日本大韓民国(居留)民団」に団体名を改称した。この時採択された民団規約第1条が「大韓民国国是の遵守」である。これは今日「大韓民国の国是具現」として受け継がれている。
このような「民団精神」は母国貢献として具現された。実に民団の役割は大きかった。
(1)6・25韓国戦争の学徒義勇軍参戦(2)駐日韓国公館9カ所の寄贈(3)韓国初の輸出公団「九老工業団地」建設(4)88ソウルオリンピック100億円寄付(5)90年代末のIMF通貨危機時の外貨送金運動など、数多くの愛国運動を主導したり、助けたりした。

「民」の字に込められた思い

「”民”と”団”の字に込められた意味は何でしょうか?」
民団の幹部から明確な答えを聞いた記憶が少ない。二つの文字には、創立者たちが設定した使命が刻まれている。
「その名前が示すように『在留民』全体の権益擁護にあり、民生安定にある。したがって、在日朝鮮人全員がこれに参加して活動し、われわれの理想を実現させなければならないだろう」
東京で発行されていた朝鮮新聞は46年10月8日付で民団創立の意味をこう解釈した。ここでの居留民とは在日同胞(当時は韓国建国前なので朝鮮人と通称された)を指す。”団”は互いに団結するという意味だ。
民団とは「在日同胞よ、団結しよう」という意味と「在日同胞団体」ということを重義的に表している。
日本の地に住んでいるが、韓国人のアイデンティティーを持って生きるという決意の表れでもある。
民団は在日同胞の顔であり、在日韓国人のプライドだ。
近年の組織分裂現象で現在の民団は混乱し、組織としてのアイデンティティーを失っているのではないか。今こそ原点に回帰して、団結することが求められているのではないか。

 

民団の創立者たち。左から元心昌事務総長、李康勳副団長、朴烈団長、高順欽議長

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

88ソウル五輪で在日韓国人の寄付金を渡す李熙健後援会長(左)と朴世直88五輪委員長

 

 

 

 

 

 

在日韓国人1世の徐甲虎氏が寄贈した駐日韓国大使館(東京都港区所在)

2023-08-15 5面
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