慶憲シルバーアカデミーの第４０期修了式が２０日、釜山大学本館で行われた。
この日は、慶憲シルバーアカデミー日本後援会の新会長を指名する日でもあった。長年、日本後援会会長を務め、サポートに徹してきた金建治会長が退き、後任に呉公太・前民団中央団長が就くこととなった。
金会長は激励辞を通し「慶憲シルバーアカデミーのメンバーは積極的にボランティア活動を展開し、非常に感銘を受けている。来年１月から後援会長を引き継ぐ呉公太氏にぜひ力を貸してあげてほしい」と語った。金会長は、日本後援会メンバーの中で設立以来２２年間、すべての修了式に出席した唯一の皆勤者だ。「常に笑顔で挨拶する」という意味で「スマイル男」とも呼ばれる。
次期会長を務める呉公太氏は「設立者である在日同胞の先輩、金慶憲会長の崇高な意志を受け継ぎ、韓国トップの高齢者教育機関へと発展し続けるよう最善を尽くす」と抱負を語った。
李正雨・韓国後援会長は「輝かしい老年期を過ごそう、心の若さを忘れずに第二の人生を生きよう、というのが設立者の意志だ。皆で共に走っていこう」と激励した。
慶憲シルバーアカデミーの修了生は、今回の４０期生を加えると計３１４９人に達する。修了式に先立ち、大学本館１階で設立者の金慶憲会長の６周忌追悼式も行われた。修了式には車正仁大学総長をはじめ釜山大学関係者、金会長ら韓日の後援会メンバー、慶憲シルバーアカデミー総同窓会の会員らおよそ１５０人が参加した。
（釜山＝李民晧）

慶憲シルバーアカデミー設立者の金慶憲会長の６周忌追悼式参加者ら