新韓銀行は、将来を嘱望されている在日同胞の柔道選手で姉妹のホ・ミミとホ・ミオの両選手を後援することが決定し、個人後援契約を締結した。新韓銀行はこれに伴い、今年開催される中国杭州アジア大会と、来年フランス・パリで開催される五輪などの国際大会でホ姉妹らと韓国柔道代表チームを積極的に支援することを決めた。新韓銀行は１８日、大韓柔道会と公式な後援協約を締結した。
ホ・ミミ、ホ・ミオ両選手に対する支援は、新韓金融グループの晋玉童会長が関心を寄せたことがきっかけとなった。ホ姉妹は韓国人の父親と日本人の母親の間に生まれた。独立運動家の許錫（ホ・ソク、１８５７～１９２０）の子孫でもあるホ姉妹は東京で育った。父方の祖母がホ姉妹に「韓国代表選手となってオリンピックに出場してほしい」という遺言を残すと、姉妹は日本国籍を取得する代わりに韓国代表の柔道選手となる道を選んだ。
２００２年生まれのホ・ミミ選手は昨年、韓国の国旗をつけてアラブ首長国連邦のアブダビグランドスラム大会で優勝し、世界トップクラスの実力を有することを証明した。０４年生まれのホ・ミオ選手は２１年、韓国青少年国家代表選手に選ばれた。高校時代には全日本高校選手権大会で優勝した経歴を持つ。在日同胞の姉妹は現在、パリ五輪の国家代表選手の選抜と金メダル獲得という高みを目指して日々切磋琢磨している。
新韓銀行の丁相赫頭取は、「今回の後援が韓国柔道の競争力を強化する一助となれば幸いだ。韓国代表チームの『金』一本勝ちを応援する」と述べた。
新韓金融グループはまた、８競技の国家代表チームを後援している。１５年の大韓スキー協会との契約を皮切りに、大韓卓球協会、大韓バレーボール協会、大韓山岳連盟、大韓ホッケー協会、大韓民国ダンススポーツ連盟、大韓ハンドボール協会に所属する国家代表選手を後援している。　　　　　　（ソウル＝李民晧）