東京都内で6日、元韓国陸軍中将で元国防政策室長の林官彬氏の著書『オフィデント』日本語版出版記念パーティーが開かれた。韓日の防衛関連のほか、韓国領事館関係者ら約40人が出席した。
オフィデントとは、英語のofficer(幹部)とstudent(学生)を合わせた言葉で、「勉強する幹部」を意味する独自の造語。「人生の成功は自分自身を克服することであり、そのため一生学びの姿勢を堅持しなければならない」という思いを込めている。
森本敏元防衛大臣は「この本には一人の人間としてどう生きるか、あふれんばかりに書かれている。多くの日本人に読んでもらい、人生の手本にしてもらいたい」と祝辞を贈った。
同書は自らの体験や知見をもとに、韓国軍若手将校に対して軍人だけでなく、社会人としての生き方を教育する狙いで、10年以上前に韓国で出版。軍関係者だけでなく、若者の間でもベストセラーになった。
林氏は「軍人としての42年間は素晴らしい先輩を見習うため、人格と知識を磨くことに力を注いできた。日本語版出版にあたり、関係者に感謝したい」とあいさつした。
韓国・パコムブックス刊。1430円(税込)。
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